サボテンの実生(種から育てる)初心者でも成功した方法 腰水 水切り 冬 植え替え

☆サボテン実生(種から育てる)初心者でも成功した方法

こんにちは!トモヒトです!

さて、今回はサボテンの栽培にハマった人なら一度は挑戦してみたくなる、

「サボテンの実生(種から育てる)」について、最初は成功しなかったけど、僕みたいな初心者でも、

サボテンの種の実生の成功率がグッとアップした方法を解説したいと思います。

まず前提で言うと、僕は基本的に「エキノプシス」系の「花サボテン」を中心に育てています。

今回ご紹介する方法は、基本的に「エキノプシス」向けだと思ってください。

でも、それ以外の「兜」「オプンチア(ウチワサボテン)」「袖ケ浦」なども順調に育っているので、

余程「難物」と言われるような種類以外なら適用できると思います。

ちなみに、↓こちらが、2021年3月の状態です。

実生し始めてから約10カ月の苗です。一番大きなもので、高さ6センチくらいになってきました。

正直、今の方法にしてから、発芽率、育成率が一気にアップしたので、置き場所に困ってきています・・・。

僕も最初の頃は、「サボテンを種から育ててみたい!」と思って、ネットで色々と調べてその通りに実生してみましたが、

水をやり忘れてカラカラに干からびたり、日光に当てすぎて煮えてしまったり、腐らせてしまったりと、

10個撒いても1~2個が何とか育っていく・・・という感じだったんですが、今の方法に切り替えてから、どんどん育っています。

☆サボテンの実生の季節は?冬でもいい?

さて、まずサボテンの実生の季節なんですが、一般的にはやはり春とか秋が良いと言われていますが、

僕の方法では、室内で実生するので、基本的に季節はいつでも良いです。冬でも可能です。

ただ、さすがに真冬の1月~2月の終わりくらいまでは、無理ではないものの、発芽率が悪かったので、避けたほうが良いと思います。

また、冬でも可能というのは、基本的に「室内にスペースを取れる」か「温室がある」というのは条件になります。

☆サボテンの実生の準備

さて、早速サボテンの実生の準備ですが、

1、育てたいサボテンの種

サボテンの種はなかなか園芸店やネットショップなどでも、専門的なところでしか売っていないですが、僕は基本的にいつもヤフオクで探しています。

2、サボテン実生の土

もちろんこれは、専用の土が在るわけではなく、通気性、水はけのいい土であればなんでもいいと思います。

使うのはできるだけ新しい土か、再利用する土でも、殺菌して、黒いビニール袋に入れて炎天下放置しておくか、可能であれば、容器(レンジOKの)に入れてレンジでチンして、雑菌や雑草の種を駆除すれば安心だと思います。

殺菌などが十分でないと、最初の腰水や加湿の時期に実生苗や種が腐ったり、コケや雑草が大量に生えて、サボテンの実生苗の成長を妨げます。

そして、僕の場合は、水が抜けやすいように鉢底に大粒の赤玉土や石などを敷いて、

その上に、小石や小粒の赤玉土を含む目の粗い土を敷いて、

その上に、水を入れる時に種が流れにくいように、川砂などを敷いています。

3、サボテン実生の鉢

鉢は正直なんでもいいと思いますが、個人的には、特に実生半年くらいまでは、湿度をある程度保った方が成長が早いように感じるので、プラ鉢(ある程度の通気性のいいもの)の方が良いような気がします。

個人的に愛用しているのは、↓

プレステラ 90型

4、殺菌剤

そして、特に苗が小さいときは細菌などで腐りやすいので、定期的に殺菌剤を噴霧してあげたほうが良いと思います。

住友化学園芸 殺菌剤 GFベンレート水和剤 0.5g×10

↑こちらの殺菌剤を水に溶かして、水やりの時に、2週間に一回くらい霧吹きで噴霧しています。

5、霧吹き

そして、苗の成長速度にもよりますが、サボテンの実生苗に棘が生えてそろってくるあたりまでは、腰水で鉢の3分の一くらいの高さまで水を満たしますが、棘が生えそろったあたりから、霧吹きでの加湿に切り替えています。

腰水の水切りのタイミングや水やりについては後ほど解説しますが、とりあえず、しばらくは毎朝霧吹きで水やりをすることになると思うので、出来るだけ楽な霧吹きを用意したほうが良いと思います。

僕は個人的に、↓


蓄圧式ガーデンスプレー
↑このような蓄圧式の霧吹きを愛用しています。これなら、圧力をかけて、吹きかけながら放置できるので、手も楽です。

6、ケース

これは、ホームセンターなどに売っている「衣装ケース」的なものが良いような気がします。

ある程度の保湿性がありつつ、あまり気密性が高くないもの。例えば、↓


バックル コンテナ

↑こちらであれば、実生したいサボテンの数によってケースのサイズを選べるので良いと思います。

7、植物育成LEDライト

そして、これは個人的には結構重要なアイテムで、これを導入してから、一気にサボテン実生の成功率が上がりました。

植物成長ライト LED植物成長ライト40W

もちろん、本来のサボテンの成長ということを考えると、日光にたっぷり当てたほうが良いんでしょうけど、実生から幼苗時期の繊細な苗には、こういうライトの方がリスクが少なくて済むと思います。

このあたりのことは後ほど詳しく。

ちなみに、僕は「40W」のライトを使用していますが、もっとしっかりと育てたいという場合は、「100W以上(1000ワット相当)」などのライトもあるので、

そちらも使ってみたら、もっと良く育つかもしれません。

植物育成LEDライト

☆サボテンの実生を始めてみよう!

さて、ここから早速「サボテンの実生」を始めていきますが、出来るだけ失敗の無い手順を解説していきます。

 

1、ケースに鉢+土を並べる

まず、ここまでで土を殺菌したり下準備が済んでいる前提で進めます。

先ほども書いたように、「プレステラ」などの鉢に↓の様に土を入れます。

そして、それらを育てたいサボテンの種の種類だけ、ケースに並べていきます。

※画像はビニール鉢ですが、土が崩れやすいので、おススメしません。画像がこれしか無くて・・・。

2、腰水+土に水を噴霧して落ち着かせる

そして、先ほどの様に鉢をケースの中に並べたら、静かにケースの端の方から腰水のために水を流し込みます。この時にこの水に殺菌剤を溶かしておいても良いと思います。鉢の下から3分の1くらいが良いように思います。

さらに、上から土の上に水を霧吹きで噴霧して、出来るだけ土を崩さないようにまんべんなく土を濡らしていきます。

この時に、土に穴などが空いたら埋めてください。

サボテンは「好光性種子」といって、光が当たらないと発芽しないので、土の上に乗せるように蒔くため、土に穴が開いていると奥に入ってしまって、発芽しにくくなってしまいます。

だから種をまく前に、土を濡らして落ち着かせて、平らにしておいてください。

3、種をまく

そして、土が落ち着いたら、静かに種を土の上に乗せてください。小さい種が多いので、見失ってしまいがちですが、出来るだけ等間隔で蒔けたらいいと思います。

種まきの時の心得として、一時に種子を全部蒔かないでください。

例えば10個あったら、まずは5個ずつとか3個ずつとか、時期をずらして実生していった方が良いと思います。

特に貴重で高価な種なんかだと、同時期にいっぺんに実生し始めて、失敗したら痛いです。

4、上から水をかける

種をまき終えたら、種の上に水を噴霧してください。たっぷりしたほうが良いですが、種が流れてしまわないように、土の表面がしっとりする程度で良いです。

これからできるだけ毎日、種の上に霧吹きで水を掛けてあげてください。

5、ケースを閉じて窓辺に置く

そして、うちの場合はこんな感じ↑ですが、窓越しの日光が当たる場所において、ケースのフタを閉じ、その上に植物育成LEDライトを設置しています。

特に、この写真を撮影した頃は真冬だったので、加温の意味もあって、ライトを直接ケースのフタの上に乗せていますが、温かい季節だと、加熱しすぎる可能性もあるので、上から吊るなど、離した方が安全だと思います。

内部の様子が、先ほどのコチラ↓

◎植物育成ライトを使う理由

僕も最初サボテンの種子の実生に挑戦しようと思った時は、色々なサイトを調べて、

「日光の良く当たる場所に」という記載も多かったんですが、

特に5月を過ぎたあたりになると、日が良く当たる場所となると、屋外になってしまい、温室などを持っていない場合は、外にケースを出さないといけなくなるんですが、

屋外だと、日の当たり具合や天気などで条件が変化しやすいので、

湿度が高すぎて腐らせたり、日に当たりすぎてヤケド、煮えた状態になってしまって、ダメにしたり・・・

そこで、思い切って完全室内で実生したらどうだろう?と思って、「ケース+植物育成ライト」にしてから、発芽率は90%以上、その後無事に成長する確率も90%以上になったので、

いまではこの方法に落ち着いています。

☆サボテンの種子が発芽した後の管理

さて、先ほどの方法で置いておけば、早ければ2~3日、遅くとも1週間くらいで、大体のサボテンの種子は発芽していくと思います。

ここから3か月目くらいまでが割と「忍耐」の時期だと思いますw

◎腰水はいつまで?水切りの時期

さて、サボテンは雨季を狙って発芽するという性質のものが多いので、出来るだけ湿度を保つように、実生の初期は腰水で管理しますが、

僕の感覚で言うと、最初の1か月くらい、実生苗の頭に棘が生えそろうあたりまで腰水にしているくらいが一番いいような気がします。

特に最初の頃は、水切れを起こすと、一気にしぼんでしまったりするので、こまめに水を足したり、あまりに水が濁って来たり、苔が増えてきたら水を交換してください。

この時に苗が半透明になって来たりしたら、腐っている証拠ですので、それは諦めて、徐々に水切りをした方が良いかもしれません。

◎腰水後の水やり

そして、サボテン実生苗の棘が生えそろい、腰水をやめた後は、最初の3~4ヶ月くらいまでは、毎朝ケース内全体に霧吹きで割とたっぷり目に水をやってください。

この時期に水切れを起こすと、その後の成長にかなり悪影響を与えて、なかなか大きくなってくれません。

種類にもよりますが、6か月くらいになってきて、「エキノプシス」なら人差し指の第一関節くらいの大きさになってきたら、徐々に水やりの間隔を広げて、軽く土の表面が乾いたら霧吹きで噴霧するようにしてください。

この時、2~3週間に1回くらい「殺菌剤」を噴霧しても良いと思います。

◎サボテン実生苗の植え替え時期

サボテンの実生苗の植え替え時期ですが、これは種類にもよるし、成長速度にもよるので、どのくらいの時期とは言いにくいのですが、

一言でいうと「状態を見て」植え替えてください。

僕の経験から言うと、植え替えも実生苗の頭から棘がある程度生えそろってきたあたりから植え替えたほうが安全だと思います。

人によれば、発芽してすぐくらいに植え替える方もいるみたいですが、小さいうちは根や苗を傷つけてしまいやすいので、

↑これくらい(5ミリ以上)あたりから、植え替えても大丈夫だと思います。

ちなみに、この実生苗は2020年11月5日に種まきして、2020年12月18日に撮影したものです。1か月と2週間ほどですね。

上の画像のように、土の表面が綺麗な場合は、3~5ヶ月くらいで最初の鉢が狭く感じてきたら植え替えるのが一番ですが、

土の状態を見つつ、あまりにも苔などが生えてしまっていると、サボテンの成長が悪くなるので、他の植物などが生え始めたら、植え替えてあげたほうが良いと思います。

また、土の状態が綺麗でも、水切れを起こしていないのに、成長が悪い場合なども、新しい土に植え替えてあげると、一気に成長が早まる時もあります。

後は、「サボテン同士が重なり始めたら植え替える」という感じで良いと思います。↓こんな風に

特にこの時期の植え替えは、植え替えて1週間くらいで、一気に大きく成長するので、こまめに植え替えるのが早く大きくする方法だと思います。

◎サボテン種子実生6か月~1年

そして、実生から6~8カ月あたりになってくると、↑もう親株の姿になってきて、大きさも3~5センチほどになってきています。

ここまでの大きさになってくれば、ケースから出して、徐々に日光に慣らしていき、暖かくなったら屋外で育てても大丈夫だと思いますが、

僕の場合は、この時期でもまだケースに入れて、室内で植物育成LEDライトで育てていて、かなり順調にどんどん大きくなってくれています。

水やりは、土の表面が乾いたら、霧吹きをする感じです。

普通にサボテンを育てることを考えると、この時期でもまだかなり加湿気味ですが、殺菌剤の効果もあるのか、どれ一つとして腐る様子もないし、同じくらいの大きさのカキ仔苗よりもどんどん大きくなっています。

ただ、さすがに梅雨~夏の気温や湿度で、ケース&加湿だと、蒸れてしまうと思うので、ケースのフタを開けて、乾き気味にするとか、夏までにある程度の大きさに育てて、

徐々に日光に慣らしていって、夏場にはある程度遮光した屋外に置くというのが良いかもしれません。

◎サボテンの種子を実生する まとめ

サボテンの種子の実生で、初心者でも成功しやすい方法は、

「ケース+植物育成LEDライト」で、最初の1か月くらいは腰水。その後3~4か月くらいまで毎日こまめに霧吹き。

2~3週間に1回殺菌剤を噴霧。

3~4か月くらいまで育ったら(状態を見つつ)、植え替えをして、

1年くらいまでは室内でケースで育てても良いと思います。

その後は、徐々に日光に慣らして、温かい時期に屋外に出すようにしてみてください。