バセンジーを飼う前に。飼いたいと思っている方へ心構えなどw

☆これからバセンジーを飼ってみたい!と言う方に心構えなど!

さて、我が家にバセンジーの子犬「リンク」がやってきてから

10か月以上が過ぎましたが、すっかりバセンジーが家にいる

生活に慣れてきましたが、このあたりで振り返りつつ、

これからバセンジーを飼ってみたい!と言う方のために、

 

「バセンジーを飼うための心構え」みたいなものを書いてみます。

 

まあ、これはあくまで我が家の場合ということで、

また、まだ10か月令のバセンジーの場合という感じで

読んでください。

 

バセンジー「リンク」の2歳半になったバージョンはこちら。↓

この生後10カ月の頃の記事とは少し感じが変わってきました。

バセンジーは飼いにくい?噛み癖・トイレ・しつけ・鳴かない?・抜け毛について

 

☆見た目のわりに力が強い!

↑生後2か月の来たばかりのリンク

 

さて、バセンジーを飼ってみたいという方の中には、

「見た目が可愛い」ということで飼ってみたいと思う方も多いと思います。

僕もそうでした。

 

短い毛並みと、愛嬌のある額の縦皺、茶色と白の色合い

など、「かわいい!」と一目惚れして

「吠えない」「毛が抜けない」というあたりも最高!と思って

飼い始めましたが、

 

まあ事前にネットで調べてある程度知識は得ていたものの、

とにかく、見た目のわりに力が強い!

 

散歩でも一度引っ張り始めると、かなり大変ですw

 

うちには小3と小1の息子たちが居ますが、

まだ今のところ散歩を任せるのは怖い感じですね。

実際、次男が一度散歩したいと言ったので、試してみましたが、

ぐんぐん引っ張られて、今にも引きずられそうでしたw

 

そして、「猟犬」なので本能的に動くものに反応するクセがあるので、

特に夜などにライトの付いたバイクが横を通ったり、

ネコなどが走ったりすると、それに反応して、追いかけようと

いきなり走り出すので、気を抜いていると、肩が抜けるかと思うほど

引っ張られます。

 

散歩のときはこのあたりが注意です!

 

☆跳躍力、走力が半端ない

まあ、このあたりは、我が家が以前飼っていた犬が

ミニチュアダックスだったというのもあるので、比較対象が

かなりおとなしい種類になってしまうので、

 

たとえば、日本犬で言うと柴犬あたりと比較したら「そんなもんだよ」

という感じなのかもしれませんが、

 

バセンジーは「全身バネ」という体つきなので、

家のソファーとかも軽く飛び越えるくらいフワーッとジャンプします。

 

なので、その辺で売ってる犬用のフェンスみたいなものだと

平気で飛び越えます。

まあ、ある程度教えれば、飛び越えない様にはなりますが、

必ず、屋根付きのケージなどじゃないと隔離できないと思ってください。

 

また、公園などで時々走らせますが、本気で走ったら

(僕は現在42歳ですが)全然追いつけませんw

 

それに、時々スイッチが入ると、家の中でも走り始めますが、

思いっきり部屋中を駆け回って、わざとドアに「ど~~ん!!」と

激突します。家がちょっと揺れるくらい。

 

なので、ちょくちょく広いドッグランなどに連れて行って、

思いっきり走らせる必要があると思います。

 

☆トイレは外でしがち

これは我が家のバセンジーの場合ということですが、

最初の2~3か月くらいは家の中の犬用トイレでおしっこウンコ

していたんですが、いつしか家の中ではなかなかしなくなっていき、

 

最近では外でしかトイレをしません。

家の中では、辛抱しちゃってますね。

 

もちろん、家の中でもするようにシツケもできるでしょうけど、

なかなか根気がいるので、我が家では、1日3回トイレのために

散歩に連れて行っています。

 

ちなみに、朝5:30頃、14:00頃、20:00ころですね。

 

それぞれ散歩は、30分、1時間、30分という感じです。

 

他のバセンジーオーナーの方のブログとか読んでいても、

割と、外でしかしなくなったバセンジーも居るみたいです。

 

☆毛が抜けない・・・こともない

バセンジーの評判として、「吠えない」「毛が抜けない」

ということがありますが、

「吠えない」というほうは、寂しいときに「ク~ン」というような

寂し鳴きはしますが、基本的には他の犬に吠えられても静かです。

 

なので、犬の吠え声で悩まされるということはないでしょう。

 

そして、抜け毛ですが、普段は「抜けない」と言っていいほど

ほとんど抜けませんが、

年に2回、秋ごろと早春あたりに、毛の生え代わりなのか、

急にたくさん抜ける時期があります。

 

まさに今(2月~3月)がその時なんですが、黒い服で

抱っこしたりすると、あとは結構毛だらけですw

 

とはいえ、毛自体が超短毛ですし、以前飼っていた

ミニチュアダックスと比べると全然の量ですねw

 

☆甘噛みはなかなか無くならない

 

まあ、これもあくまで我が家の場合ですが、

 

バセンジーは、遺伝的に、あのハスキー犬よりも「狼に近い」

と言うだけあって、

 

家族の中での「序列」を分かりやすくつけます。

 

主人の僕に対しては、ほとんど噛むことはありませんが、

時々じゃれているときなどに、軽く噛む程度です。

 

ですが、奥さんと次男に対しては、甘えているのか、

寄って行って手などを甘噛みしに行きます。

 

これも僕が怒ると止めるんですが、

しばらくするとまた甘噛みし始めたりします。

 

ただ、序列で言うと、普通奥さんより10歳の長男が

下になりそうですが、長男のことはあまり噛みに行きません。

 

これは、多分長男が時々リンクが噛みそうになったりすると、

スゴイ大声で本気で怒るからじゃないかと思います。

 

奥さんと次男は優しいので、舐められているというか。

 

まあこのあたりも一度しっかりとシツケをすれば、

みんなに対してしなくなるかもしれませんが、我が家では今のところ、

噛んだら怒って辞めさせる感じです。

 

なので、甘噛みをやめさせたい場合は、毅然とした態度で、

本気で怒るということも有効かもしれません。

 

あと、散歩中に会う他人に対しては、異常なほど愛想が良いですw

今のところ、他人に対して甘噛みしたことはありません。

 

なので、やはり、甘噛みは、「甘えがみ」という感じで、

ある程度気心が知れた相手にするみたいです。

 

☆シツケは根気がいる

やはり、先ほども書きましたが、

「狼に近い」という犬種なのもあってか、

「シツケ」は以前飼っていたミニチュアダックスと比べると

「入りにくい」感じがします。

 

まあただ、このあたりも、リンクがまだ10か月の子犬

と言ってもいい年頃によるのかもしれませんが、

けっこう自己主張が強くて、

 

シツケをしようとすると、途中で飽きたり、嫌がって、

反抗的な態度を見せるときがあります。

 

なので、「シツケができない」ということはないですが、

「入りにくい」というくらいの心づもりの方がいいと思います。

 

まあかといって、「頭が悪い」というわけではなくて、

「野性的に頭が良い」という感じなので、

先ほども言ったように、はっきりと「主人」という「序列」を

意識しておけば、日常で困るようなことはしません。

 

☆腸が弱い

 

家に来た当初もそうだったんですが、結構「下痢」をします。

他の方のブログを読んでいても、「お腹が弱い」ということを

書いている方も居るので、体質的に腸が敏感なのかもしれません。

 

最初に家に迎え入れたということで、環境の変化に対する

ストレスで、下痢が続いて、お医者さんに連れて行って、下痢止めを

処方してもらうまでは毎晩3時間おきに起きて大変でした・・・。

 

それから現在まで、3回くらい何日間か下痢をして大変

ということがありました。

 

なので、ウンコがかなり柔らかくなったらすぐ、お医者さんに連れて行って、

ウィルス性じゃないかということが確認できたら、

早いうちに下痢止めしてもらった方がいいと思います。

 

☆部屋中噛んじゃう。

まあ、このあたりも「バセンジーだから」と言うより、

「子犬だから」ということもあると思いますが、

 

とにかく、障子とか机の角とか、ふすまとか、

床に敷いているマットとか、色々噛みたがります。

 

なので、子犬を飼う場合は、部屋の障子などは「破られる」

という心づもりでいたほうがいいと思います。

 

まあこのあたりは、人間の子どもも同じですけどねww

 

うちの場合は、ふすまがひどかったので、今はふすまの下半分に

ナイロン製の板を張り付けています。

☆バセンジーの魅力はこんなところ!

とここまで、いろいろと、バセンジーを飼う上で

気を付けたほうが良いというようなことを書いてきましたが、

こんなに書いちゃったら、「やめとこうかな」という方も

出てしまうかもしれませんが、

 

どんな犬でもそうですが、飼ってから「ああ無理だわ」と

なってしまって、捨てられたり、主人のストレスから虐待されたり

ということになっては悲しいと思ったので、

 

リアルなことを書かせてもらいました。

 

ペットショップで良く売っている犬たちより、少し手がかかる子

という感じで思ってもらえればいいと思います。

 

ここで、バセンジーの魅力も書いてみたいと思います。

 

☆やっぱり可愛い

↑家族がテレビを見て居るので、注目してもらいたくて静かに

変顔で待っていたリンクw

 

小柄な割に筋肉質の引き締まった体、クリッとした目

ふとした瞬間に見せる、眉間の皺の感じとか、

かなり見た目の可愛さもありつつ、

 

ワイルドな荒っぽさの中で見せる甘えた感じなどがたまらなく

可愛いんです。

 

一度バセンジーを飼ったら次もバセンジーを飼っちゃう

というのが分かりますねw

 

見た目の可愛さと性格の無骨さのギャップに驚きつつ、

その武骨な子が膝に乗ってきて甘える感じは、ネコにも似た可愛さがあります。

 

また、主人に対しては他の人に見せないような従順な

一面も見せるので、そのあたりも可愛いですw

 

☆散歩で人気

散歩に連れていくと、すれ違う人に結構声をかけられます。

「なんていう犬ですか?」

「これって毛は剃ってるんですか?」

「あ!これってバセンジーですよね?初めて本物見た!」

というような反応が多いですね。

 

そして、そのカワイイ見た目と、リンクがその人のところに

行って撫でられているときに、リードをグイグイ引っ張るので

その力強さのギャップにも驚かれますw

 

☆本当にほとんど吠えない

 

 

そして、これが一番助かると言ってもいいかもしれませんが、

とにかく余程興奮した時くらいしか「ワン!」と吠えないので、

「無駄吠えが多くて困る」とか

「留守中にずっと吠えてて困る」ということがありません。

 

隣の家の人が「え?犬飼ってるの?静かだから知らなかった」

と言ったくらい静かですw

 

実際に留守にした時も、ビデオで撮影してみましたが、

 

ケージで最初の10分くらいは「ク~ンク~ン」と

寂しそうに鳴いていましたが、後は静かに寝て、

3時間おきくらいに時々起きては少し「ク~ン」と鳴く

くらいで、本当に静かです。

 

☆毛が抜けない(生え変わり時期をのぞいて)

 

先ほども書きましたが、とにかく普段は、

手で強く体をさすってもほとんど毛が抜けません。

年に2回、春と秋の毛の生え変わり時期以外は抜け毛で

悩むということはまずありません。

 

☆臭いが少ない

これも、以前飼っていたミニチュアダックスとの比較

になりますが、

単純に毛が短いということもあるかもしれませんが、

 

自分で毛づくろいをするからか、体臭もなかなか気になりません。

我が家に迎えてからお風呂に入れたのは2回くらいですが、

今でもそれほど気になるような体臭が出ないですね。

 

☆(基本的に)人にも他の犬にも温和

 

 

先ほども書いたように、散歩などしていても、

すれ違う人に必要以上に愛想がいいですw

 

なので、犬好きの方にはかなり気に入ってもらえますし、

 

他の犬とすれ違う時も、すごく興味をもって近づいて

非常に友好的だし、相手の犬がかなり吠えても、挑戦的な

態度はしません。

 

ただ、なぜか相手がかなり興奮しちゃいますw

 

相手の犬がバセンジー特有の「ワイルド臭」を感じるのか、

なぜかかなり吠えまくられるということが多い気がします。

 

 

☆こんな人にバセンジーがおすすめです!

これを読んで飼いたくなった方、やっぱりやめとこうと

思った方居るかもしれませんが、

 

僕が実際にバセンジーを飼ってみて、感じた

バセンジーに向く人、向かない人を書いてみたいと思います。

 

☆他の犬とは一味違った犬が飼いたい

これまで書いたように、バセンジーは一般的に多く

流通している犬たちよりも、「ワイルド」な魅力があります。

それに、見た目の可愛さ、綺麗さが素晴らしいです。

 

人から注目される犬なのは間違いないです。

 

☆犬の世話に時間をかけられる

やはり、運動量の多い犬種なので、一日2回は

散歩に行く必要があります。できれば、一日合計2時間くらいは

犬の散歩に時間を取れる方が良いと思います。

 

どんな犬でもそうですが、特にバセンジーは「ワイルド」な

犬なので、運動不足でストレスがたまると、攻撃的に

なってしまう場合もあるので、要注意です。

 

☆ある程度の体力、腕力がある

そして、先ほども書いたように、僕は現在42歳ですが、

割とちょくちょく筋トレなどもしている方ですが、

 

それでも引っ張る力が強い犬です。

 

散歩に連れていく場合に、1時間歩き続ける体力と、

ある程度の腕力が必要だと思います。

 

☆あまり小さな子供がいない方が良い

跳躍力もあるし、好奇心旺盛な犬だし、

先ほども書いたように、時々興奮すると、

家じゅうを駆け回ったりもするので、

 

あまり小さな(小学生以下)などが居ると、ぶつかって

倒されたり、追いかけられて、お尻を噛まれる

というようなこともあるかもしれません。

(次男も最初の頃、追いかけられて逃げて、

お尻を噛まれていましたww)

 

ですので、ある程度お子さんが小学生以上

になっていれば大丈夫だと思います。

 

☆家族も犬を飼うことに理解(経験)がある

先ほども書いたように、その辺のペットショップでよく見る

犬たちと比べると多少手がかかる犬種のような気がするので、

家族も、今まで犬を飼った経験がある、

犬が色々噛んだりすることに理解がある方がいいと思います。

 

特に部屋のモノを噛まれたり、散らかされるのを

生理的に許せない人が居たりすると、特に子犬の頃は

耐えられないかもしれません。

 

なので、「初めて犬を飼う」という場合に、選ぶ犬種

としては難しいかもしれません。

 

☆散歩ができる人が最低2名は居る。

こちらも、しつけ教室やドッグトレーナーなどに

きっちりとしつけてもらえば、大丈夫かもしれませんが、

 

なかなか子供に散歩を任せるのは不安な犬種ですので、

 

夫婦、小学6年生以上程度のお子さんが居る方が良いと

思います。

 

どうしても犬の散歩に行ってあげられないときに、

頼める人が居ないと、厳しいと思います。

 

特に、トイレを外でするようになった場合は、

短時間でも、トイレに連れていく必要があるので。

 

☆バセンジーを飼う前に。まとめ

 

最初にも書きましたが、これはまだ10か月令のバセンジーを

飼っている我が家で感じたことなので、

個体によって、またシツケの仕方によっては、

この限りではありませんので、参考程度に読んでください!

 

バセンジーは、見た目の可愛さと、ワイルドな無骨さが

共存する魅力的な犬で、普通とは違うワンちゃんを飼いたい!

という方にはおススメですが、

 

ペットショップで手に入るワンちゃん達よりは、

自己主張が強く、頑固な面もあるので、手がかかるかも

知れないということを、心に留めておいてください。

 

ある程度の運動量、忍耐強さが必要であると思って、

犬を飼った経験を持って、

バセンジーを家族に迎えることをお勧めします。